UHDBDとレンタル店舗が消滅する未来と円盤の将来

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UHDBDとレンタル店舗が消滅する未来と円盤の将来

結論


もうUHDBDのことは専用プレーヤー or PS5に任せるか、

いっそのこと忘れた方が良いです。

UHDBD on PCの終焉


簡単に説明しますと、PCで再生させるために必要なIntel SGXという
技術が脆弱性のために最新のIntel CPUでは未対応になっています。
Intelの技術なのでAMD CPUでは当然未対応です。
つまり、一時期のCPUで環境構築していない限り、もう再生する手段が無く、
これからも出来ないでしょう、というのが答えです。
なので、忘れた方が良いという結論になるワケです。

やってたこと

今回の内容を考えたきっかけ

以前、やっきになってUHDBDを見られるPC環境を構築しました。
きっかけは手元にUHDBDがあり、4Kのモニタを入手したことでした。
紆余曲折を経て、見事PCでUHDBDを再生できて満足し、
めでたしめでたし、幸せに過ごしましたとさ……、と思ったのですが、
実際はそんなことになっていないなぁ、というのが実情です。

その後Twitterで情報をいただいたりして現状を確認したのですが、
PowerDVDのカスタマーサポートページにある通り、
UHDBDをPCで再生する手段が失われる……という流れに愕然として、
勢いでカッとなり文章にしているという次第です。それでまずは自らが
その後どう幸せに過ごしているかを省みてみます。

今やってること

今やっていることは、本当に特にありません。
あれだけ熱量をもって環境構築にいそしんだものの、結局その時に
見るだけ見て満足してしまってそれっきりになってます。
環境が出来たことに満足したこと、実際腰を据えて映像に向き合う
時間が無いことが主原因ですね……。

UHDBDの入手状況

メディアの入手に関しては、こちらも答えは特にありません。
まあ、見ようと思うものが少ないのでコレクターでもない限り
わざわざ入手して見ようか、という話にならないのは当然ですね。
こう考えてみると、UHDBDに熱があったというよりも、見られない
メディアが見られる環境ができたことに対する熱だったのだと、
冷静になった今ではよく分かります。

UHDBDの借用状況

じゃあ、レンタルの状況はどうかと調べてみましたが、
おそらく存在しないのではないかと思われます。実店舗での確認は
行っていないので断定はできないのですが、少なくともネット上で
レンタルできる、という情報は出てこないです。というよりも、
気が付いたらレンタルのことをすっかり忘れてしまっていました。

詳細

レンタルという存在をすっかり忘れていた私による今更ながらの考察です。

世間の流れはストリーミングに

皆さん、昔映像や音声をレンタルしていたこと、覚えています?(笑)
この書き出しになってしまうレベルで私はすっかり忘れてました。
考えてみると、音楽も映像もYouTubeとAmazon Prime Videoの2つで
今のところほぼ賄えてしまっているんですよね。レンタルしようという
発想すら起きないレベルになってました。

ストリーミングの方が色々有利

ユーザー側から見ても返却不要、そこそこの画質のものが時間も不要で
オンデマンド、場合によってはダウンロードしてオフライン視聴可能で
そうなってくると、わざわざレンタルしようという気がなくなるのも
仕方のないことですよね。定額払いもレンタルするよりも安いし。

提供者側から見ても、リッピングのようなリスクがなく、
メディア紛失のリスクがなく、気軽に定額運用でお金を回収できる、
そりゃストリーミングの方に舵を切るのは仕方のないことだなぁ、と
思ったりもします。物理メディアのように保管コストや劣化のリスクも
ないですしね。

物理メディアの終焉

考えてみると、PCにもディスクドライブが無くなってきているし、
ディスクを使った物理メディアは気が付いたら本格的に終焉に向かって
一直線にあ進んでいるのだなぁ、と思えます。個人的な感覚で言うと、
その中でもCDとDVD(Blu-rayではない)がかろうじて生き残ってる、
というのが現状で、そのメディア達もコレクターズアイテムという
扱いになってますよね。

全国に伝播するだろうこの流れ

そう考えていたら、
蔦屋書店・TSUTAYA 74店展開のトップカルチャー、レンタル事業撤退へ
のようなニュースも出てきています。これは一部店舗の話なのですが、
この流れ、きっとこの後全国的に展開されると思うんですよね。
利益が上がらなくて、店舗管理、在庫管理、延滞管理が必要な
店舗経営はさすがにもうやってられないだろうな、と思えます。
かつてレンタルビデオ店でバイト経験がある身からすると、
この流れは間違いなく来るでしょうね。

思うこと

物理メディアが無くなる未来であれば、以前私が熱を上げた行為も
無意味になってなぁ……と遠い目になりそうです。敢えて鞭を打って、
物理メディアの活路を見出してみます。

まず、PCにUHDBDとかなかったんだと思いたい

スラッシュドットの記事
PCではもう「Ultra HD Blu-ray」を再生できなくなる
のコメントを見ても、UHDBDをPCで再生することは
割と否定的に見えます。あんなに頑張って構築した環境も、
実はGeForce RTX 3070を載せた上にWindows11にしてしまい、
PC再生環境は取り戻せなくなってることに気づいたのです。
復活も出来ますが、労力から考えてもPCで再生することは
スッパリ諦めた方が良いと思ってます。
誰かPS5を私にください。

手前に残るはBD-XL

そういうワケで、UHDBDが見られなくなったドライブでできることは
BD-XLの読み書きができる、と前向きに考えてみたのです。
……ちゃんとしたメーカーのメディア、1枚1000円とか。
そうじゃないメーカーのディスクも存在しないし、これは高い。
ちょっと個人用の保存以外では使えないですね。

メディアの容量と値段の関係

そこで普通のBDメディアを考えてみました。
安いものだと、100均で1枚単位で買えますね。そうなると25GBが
100円で配布/バックアップが可能になる、という話になります。
バックアップはもう少し良いメディアを使いたいと思うものの、
配布用なら1枚100円、25GBというのは割とアリかもしれません。

あれ、BDメディアって結構優秀じゃない?

ただ、受取側が対応していないことも考えられるので、例えば
だいたい同容量のUSBメモリだとどうなるのかも調べてみました。
USB メモリーは 32GB で大体今 600円前後、と考えると配布用では
割と良いメディアなのではないかと思えてきました。繰り返しですが、
受け取り側が対応していることが前提になるのが残念ですが……

受取側がちゃんと使えるならBDって今もっともコスパが良い
メディアなのかもしれませんね。もっともそんなにデータを入れる
必要性があるか、という最大の問題はありますが……

その他

人に渡す媒体としてはBDメディアも良い、という話だったけど、
本題に戻って映像の話をもう少ししたいと思いますのでお付き合い
ください。

これからストリーミング全盛期が来る……来てる?

PCにもゲーム機にもその他もろもろエトセトラにも物理的なメディア
ドライブが無くなりつつあること、通信のレベルがどんどん上がって
いることも考えると、やはりこれからストリーミング全盛期が来る、
ということで間違いないのだろうと思います。というかすでに
来ているのでしょう。

ストリーミング以外の選択肢が無くなるということは、次に来るのは
サービスの高騰化……ということになりそうなのですが、まあ
ストリーミング自体も複数サービスで競争している状態なので、
今のうちは大丈夫だと思いたいところです。本当であればもう少し
レンタルのサービスも支えていくのが良いのかもしれませんが、
正直言って、レンタルのサービスにどのような活路があれば
生き残れるのかは私もまだ分かっていません。
ストリーミングに上がらないものを厳選してレンタルする、程度かも
しれませんが、そもそもそんなものがあるのだろうか……と思ってます。

そもそも、そこまでクオリティが必要なのか?

映像と音声のクオリティの話です。インターネット老人会の皆様は、
一時期mp3の128kbpsである程度満足できてしまったことも経験しており
実は人間はそこまでのクオリティを必要としていないことは肌感覚で
理解しているのではないかと思います。なので満足できるクオリティは
業者側に任せてしまっても良いのではないかと思えています。

正直、大半の人はDVDレベルのクオリティでもそれなりに満足できると
思うんですよね。それ以上が必要な方はそれはやはり良い環境を
求めていけば良い、という話になると思います。

必要なのはコンテンツの質よりもハードの質では?

それと気になっているのは、同じコンテンツでも何で見るかによって
クオリティが異なるのではないか、という点です。同じDVDレベルの
コンテンツでも、パソコンとスマホで見るのだと、なんとなくスマホが
良い感じに見られる、という感覚にとらわれたことはないでしょうか。
私はあります。

どのみち提供されるコンテンツのクオリティはあまり選べないから、
せいぜい見る側のハードの質にはこだわっていった方が幸せに
なれるのかもしれません。こだわると言っても、良い品が何かを調べて
それを買う、という程度になってしまいますが……

こぼれ話

毎度恒例、こぼれ話です。

現状に必要なクオリティ論

ちょっと前にも述べましたが、音声も映像もそこまでクオリティは
必要ないと思うんですよね。これは対象となるデバイスが例えば
大画面ディスプレイ(あえてテレビとは言いません)であれば、
例えばBlu-ray、UHDBDみたいなものもあって良いと思うのですが、
スマホやタブレット、せいぜいパソコンレベルであれば、たとえば
DVD画質でもそれなりに見られると思ってます。今は同じ空間で
同じコンテンツを観る時代じゃなくなってきているので、そういう
体験をする機会(ライブとか映画とかね)を除けば、そこそこの
値段でそこそこのコンテンツを消費していけば良いと思ってます。

将来的に必要なクオリティ論

ここで言うクオリティは8Kだからもっと高画質を用意しよう、という
単純な話ではなくて、たとえば超解像技術のようなテクノロジーで
クオリティを賄うべき、という話です。昔の映像は頑張っても
そこそこの画質までにしか到達しないはずなので、そこを超解像で
拡張していく、みたいなことが今後重要になってくるのではないかと
思っています。これは保管のコストの面でも重要な話になるので、
今後この分野を伸ばしていくことも重要だなと思い、色々画策すれば
生涯現役にもつながるかな、とか考えています。

画面サイズから逆算するクオリティ

解像度からはクオリティは考えやすいのですが、画面サイズからだと
割と判断が難しくなると思うのです。繰り返しになりますが、
スマホの解像度は4Kでも4Kのコンテンツが必要かと言われれば
必要でないケースが圧倒的です。その点をうまく理解できていければ、
例えばスマホ・タブレットなどのサイズごとにクオリティを逆算する、
みたいな未来も来るのではないかと考えています。DPIから逆算する
コンテンツクオリティの算出、誰か考えているかもしれませんね。

正直、何かするときに動画って邪魔じゃない?

ところで、私は作業するときに映像を流しながら、が多いのですが
同じ画面の中に映像と作業ウインドウが混在するの、すごく邪魔だな、
と思ってます。まあ、ながら作業自体があまり良くないのですが……

なので私は作業時はパソコンで作業しながらスマホで動画流す
スタイルが多いです。ながらじゃないと効率が悪いときもあって、
そんな時に2画面でないと、ついついながらがメインになります……
もっとメリハリをつけて色々更新していきたいモノですねー、と
他人事のような言葉でこの回は閉めようと思います。

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