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4K Ultra Blu-rayと悪戦苦闘する話(3.組み上げた話)

URL(Where)

なんの話(Introduction)

うっかり4K Ultra Blu-rayなるものを入手してしまった場合に、何を作ってしまったかという話。

なぜ(Why)

本当になぜなんだろうか。たぶん頭が弱いのだと思う。
あれほど前置きを書いておきながら、「組む」という選択肢を取ったのだから。

いきなりの閑話休題

皆は、miniITXという規格がいつ始まったかご存じだろうか。
私は割とハッキリ分かる。2009年2月24日。
AOpenから「XC Cube LE201」というベアボーンが発売されている(ニュースリリース

そして、そのベアボーンが……なぜか今年になって家にある!

どうしてそうなった(Why)

ある日、ラクマを見ていたら、見つけてしまった。
何か異様な、魔力のようなモノを秘めたこのPCを。
当時の中身は当然Atom。出品者のコメントにはこう書かれていた。
割と長いが引用する。

しばらく前に、HDD無し、メモリー無し、ドライブ故障、もちろんOS無しの本機を
ジャンクで購入しました。
壊れたのをいじるのが好きなので、いろいろ思案して頑張って、
何とか正常に作動するようにしました。
当初Windows7をインストールしてましたが、その後10にバージョンアップしました。
ここまではスムーズでしたが、
10にしてから低スペックCPUの為か動きが遅くなりまして、
さらに動画もスムーズに再生出来なくなりました。
HDDをSSDに換装して、拡張スロットがあるのでグラボを追加する事を考えましたが、
ここまでに購入した額の倍以上出費してますので止めました。
小型のPCなので机上の隅に置けて邪魔にならず便利だと思います。
PCに詳しい方・PCをいじるのが好きな方にお譲りしたいと思います。
※このままでも、正常に作動してますので、遅いですが使用は充分可能です。

このコメントを要約すると、
「わしを使いこなせるものがおるか」
だと思ってしまったのである。

というワケで(どういうワケだ)購入。
ちなみに3000円ちょっとで7のライセンス付きだったので、
特に損はしていないと判断。

で、届いたときはWindows7がインストールされていたので、
サクッとWindows10をインストールしてみた。
1コア2スレッド。Windowsが立ち上がってるだけでCPU100%張り付き状態。
もうね、こりゃ「勝ち」って書いてある当時のページが
如何に昔のことか分かってしまうワケですよ(参考

割と真面目な話に戻すと、このPCの電源が気になったんだ。
明らかに後から改造して無理やり搭載しているこの電源なんだろ、って。
のちにそれが「flexATX電源」という名称の代物であることを知る。

魔改造のはじまりはじまり

とりあえずWindows10はまともに動かないことは分かった。
じゃ、このベアボーン(動いているものをベアボーンと言うのもアレだが)に
何を載せたら、理想的な4K Ultra Blu-ray再生マシーンにできるか、というのを
考え始めたんだ。

このベアボーンに出会う前はNUC+外付け4K Ultra Blu-ray対応ドライブが無難かなー、とか
思っていたのだが、このケースを見た瞬間に、これワンチャン面白と
実用性を兼ね備えたPC作れるんじゃね?とか考えてしまった。
なんて大それたことを夢見てしまったんだろう。

まず、基本構成は以下の通り。

  • miniITXマザーは入る
  • 無理くりながら3.5インチHDDもイケる
  • スリムドライブもイケる
  • フロントにカードリーダとかUSB3.0の拡張もなんとか

つまり、金と暇と無謀さを詰め込めば夢みたいなマシンが組める、と
当時は本当に思っていたんだ。

それで魔改造のための品をそろえ始めた。
コアとなるマザーボードは、4K Ultra Blu-ray向けと言わんばかりのコレを購入。

HDMI2.0と明記されたポートがある!

メモリは16GB×2のノート用メモリをデスクトップ用下駄を履かせた。
なんでかって?
間違えて買ったメモリが余ってたから

CPUはi5-8500Tという6コア6スレッド、低電圧版のモノを使用。
正直なんでも良かったけど、ほどほどに安く入手できたので良しとする。

SSDはSiliconPowerの512GB NVMeをこれも勢いで。
前述の通り、3.5インチも入るのだけどマザーだけで完結させる方が
楽なので。

で、問題のドライブは……
なんと該当するドライブなし!
このドライブ部、12.7mmなんだけど12.7mmのスリム4K Ultra Blu-ray対応ドライブは
この世に存在していないことが分かっている。
価格.com(前回の冒頭に貼ったが)見てもらうと分かるけど、
外付け用のドライブも9.5mmで統一されている。
そりゃ、薄い方が良いよなあ、と思いながら、
とりあえずUJ260(Panasonic)を入れてみた。当然UHDBDはこのドライブでは見られない
でも、12.7mmの空きスペースに9.5mm幅のドライブを入れて
隙間を作るのは何かヤダなー、と思った次第。

理想論を追い求めてたときのツイートがコレで、

その後、色々悲劇が起こって、構成の見直しを図ることになった。

悲劇って何よ?(What)

  • 8TBの、HDDの、SATAピンが、壊れた(別記事にします)
  • 某チューナーボードの、USB部分が、壊れかかった(最終的に修復しました)

うん、小さいPCに無理やり色々詰め込むのは良くないと心から思った。
あと、無理に小さいPCを作ること自体が危険な思想だと思った。

皆はNUCを買うと良い、私も次からはそうする
失敗から得られた経験は、非常に大きい。
小さいPCは自分で拵えるのではなく、出来合いのものが良い。

夢破れ、現実を見て売った対策(What)

  • 3.5インチのHDDを無理に詰まない(詰まないとは言ってない)
  • フロントのカードリーダはUSB3.0にしてスペースを取る
  • 某チューナーはスパっと諦める。スペース確保を優先。

でだいたいこんな感じである。

あけましておめでとうございます。

ホント奇跡のようなスペース感。

CPUクーラーと電源の間にはスペースがある!

作り上げて得られたもの(Knowhow)

得られたものはだいたいこんな感じ

  • スペース
  • 普通に使えるPC
  • flexATX電源のそれなりの騒音
  • バネが取れてしまったスリムドライブを修理できる技量と根気

失ったものはこんな感じ

  • これを手がけるために売却した旧PC
  • これを手がけたせいで壊れてしまった8TBのHDD
  • お金
  • 時間
  • 小さくて強いPCを作れたら楽しいだろうな、という妄想

これを作って誰が特をした?(Who)

勝利者などいない
しいて言うなら、旧PCを相場よりも安くヤフオクで買えた人、かなぁ。

結果どうなった?(Result)

出来上がったので、これに外付け4K Ultra Blu-rayドライブを接続して
再生テストを行う。(ドライブに搭載されているのはUJ260です)

オチ(Punchline)

次回(最終話;再生編)に続く。
待て次回!

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